知床旅情には、元歌があります。 森繁久彌の作詞作曲です。
題名は、オホーツクの舟唄です。
勿論、森繁久彌が歌っていますが、ここでは、倍賞千恵子の動画で聴いてみましょう。
1.オホーツクの海原
ただ白く凍て果て
命あるものは
暗い雪の下
春を待つ心
ペチカに燃やそ
哀れ東(ひんがし)に
オーロラ哀し
2.最涯(さいはて)の番屋に
命の火チロチロ
トドの鳴く夜は
いとし娘が瞼に
誰に語らん
このさびしさ
ランプの灯(ほ)影に
海鳴りばかり
3.スズランの緑が
雪解けに光れば
アイヌの唄声
谷間にこだます
シレトクの春は
潮路に開けて
舟人のかいな
海に輝く
4.オレーオレーオシコイ
沖の声 舟歌
秋あじだいエリャンサ
揚げる網ゃ大漁
霞むクナシリ
我が故郷
何日の日か、詣でむ
御親(みおや)の墓に
ねむれ静かに